リコールを成立させるには、まず横浜市民(有権者は約300万人)のおよそ1/6にあたる50万筆(「筆」は署名数の数え方)の署名を集めなければなりません。この署名は対面で集める必要があります。郵送や回覧で集めてはいけません。
署名活動を開始してから集めたすべての署名を提出するまでの期間は横浜市の場合は2ヶ月です。
そのために、実際の署名活動に入る前に、前準備を入念にしておかなければ、この短期間で50万人の署名を効率的に集めることは出来ません。
直接請求を行う代表者(選挙管理委員会に届け出をする人)は、実際に署名を対面で集める人に署名集めを委任します。これを受けて実際に署名集めをする人を「受任者」と呼びます。受任者は横浜の各区の住民で、自分の住んでいる区の署名を集めます。集めた署名は区ごとに分けて、それぞれの区の選挙管理委員に提出します。
リコール署名を2ヶ月で集めるためには十分な数の区ごとの「受任者」が必要となります。
例えば、一人の受任者が10人の署名を集めると仮定すると50万筆分集めるためには、5万人規模の
受任者の数が必要になる計算です。
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