現状のカジノ業者の事業計画では、横浜のIR施設に来る外国人の割り合いは限られ、
主たる顧客は日本人
であると分析されています。(カジノ訪問客の7〜8割は日本人がターゲットになっている)
なので、カジノにより「インバウンド」(=来日する外国人)が増えるという政府や横浜市の説明は正しくはないのです。
また、一般的に、カジノに来る顧客層は、 カジノからの距離が近い人ほどリピーターになりやすい といいます。そして何度も繰り返し来て賭け事をしてくれる顧客から一番カジノの収益が上げられるようになっているのです。つまりカジノ業者にとっては、カジノに一番近い、横浜市民や関東圏の人たちがメインターゲットなのです。
だからこそ、海外のカジノ業者は、誘致先として、日本の地方都市や初期コストのかかる離島を候補地として掲げる大阪市などよりも、最初から日本人を集める地盤のできあがっているこの横浜の立地条件に魅力を感じているのです。
そう考えると、
すでに観光基盤ができあがっている横浜で、アジア圏で唯一まだカジノに染まっていない関東圏の日本国民の富裕層の懐を狙うものなのです。
外国人を呼ぶためという大義名分は「偽り」です。
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