カジノ反対だからといって市長をリコールするのはちょっと、というご意見の方もおありかと思いますが、私は絶対に必要だと思います。
まず、大義名分としてどうかなのかという観点で、今、市長をリコールすべき理由は2つあると思います。
(前ページでも述べたように、テクニカルな面でもカジノを阻止するために唯一有効な手段はリコールですが、それは次ページでもっと詳しく述べます。)
1つ目の理由は、
現市長が明確な選挙公約違反をしたことです。
前回の選挙ではカジノに関して「白紙」と発言して当選しました。それまでカジノ導入を積極的に推進してきた人が「白紙」という表現を使ったのです。それを聞いて(後の記者会見で林市長が弁明していたような)「まだ決めていないだけ」とか「市長に無条件に委任」などと解釈して投票行動をした市民はほとんどいないはずです。
これは、当選するために故意に使った表現であることは明白です。カジノ反対の市民でも林氏に投票させるように慎重な言葉を使い、市民に反対運動を起こす時間を与えないギリギリのタイミングで発言を翻したのです。市民がカジノに反対していることをわかった上で、わざと民意に背く行動を確信的にとってきた事が明らかになりました。
2つ目の理由は、
現市長がこれからも全く民意を反映しようとする気がないことです。
特に、カジノ誘致の是非は、横浜の観光ブランドと治安や市民生活に至るまで大きく変わりうる重大な政治決定にも関わらずです。
民主主義では次の選挙にてこれまでの市政の民意を問うのが通常ですが、
林市長自身が次回の市長選に出るつもりがない
と宣言しています。つまりこれからやる自分の市政の結果を民意に問うことは考えていないのです。
また、カジノの是非を問う住民投票も実施する気がないことも明確に言っています。
つまり「民意を反映しない」まま「国の方針や利害関係者だけにしたがい」、
次回の選挙の前までに市長の権限だけでカジノ誘致をすすめる
という方針が明確になっているのです。
これは、民主主義や地方自治の原則を真っ向から否定する重大な問題です。
これを独裁と言わずしてなんというのでしょうか。
横浜市民は、まず2年前に市長を選んだ選挙結果が無効であることを市民の立場で強く主張して抗議しなければならないのです。
これを放置しては、今後とも横浜市の選挙に出てくる政治家が
選挙公約で嘘をついてもよいと許す
ことになります。横浜市民としては選挙で愚弄されたと怒らなければならない案件なのです。
(あきらかに選挙民である横浜市民が侮られています)
民意を裏切ってこれからも動くことを明確にした市長には、反対し退場してもらう実効行動を起こすべき時なのです。
|